デビルマン

1972年7月8日から1973年3月31日まで全39話で放送された『デビルマン』は、アニメとはいえお子様を対象としたものではなく少し年齢層をあげた、あるいは大人を対象としたアニメだったように思います。時間帯も土曜日とはいっても20時30分からというのも小さな子供対象でない事は分かります。それまでのヒーローアニメとは違い、主人公の不動明に憑依するデビルマンが人間と悪魔との心の中で揺れ動きながら、敵と戦うという一種変わったストーリは、多くのファンを生む事になります。もともとの原作はかなり過激な内容でしたが、アニメとなるとさすがにそういうわけには行かず設定も主人公の人間的部分を強調するというようなものになっていました。キャラデザインもヒーローっぽくなっているのも一般に受け入れられるところで、ドラマとしてもヒーローアニメとしても見ごたえのある作品です。今のアニメの中でも同様の設定を取り入れているものも多く、後の作品へ大きく影響をあたえたものでもあるでしょう。いわゆる勧善懲悪というものではなく、主人公であっても決して常に正義というわけではない、そんな設定は当時のヒーローアニメとしては異例なものだったでしょうが、それがドラマに厚みをあたえる事になったのでしょう。それは、エンディングに流れる流れるデビルマンの心を歌ったような歌詞からも分かります。エンディングテーマを印象深く覚えている人も多く名曲としてあげるファンも多くいます。

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