荒野の少年イサム
1974年4月4日から1974年3月27日に全52話で放送されたのが『荒野の少年イサム』。日本人とアメリカインディアンとの混血の少年がアメリカの西部で生きていくという人間ドラマ。異色のアニメだったが人気も高く、主人公のイサムが優等生キャラなので大人にも人気が高かった作品。当時は西部劇のアニメなどなかったのでその無国籍間も人気のひとつだったのかも知れない。連続活劇的な要素もあった為かもしれないが、毎週楽しみに見ていた子供や大人がいたことを記憶している。ときどき実在の人物なども出てきていたようだが、子供にははっきり言ってどうでも良かった。人種問題やいろいろな社会問題など結構テーマが深かった作品のように思えるが、おそらく子供にはそんななことは分からなかったんじゃないかな。でも、昨今アニメのように設定が不確かなこともなくしっかりとしたドラマとして作られていた作品で、おそらくアメリカテレビ映画の影響もあったんじゃないかと思われる。もちろん今のアニメにも流れをくくむようなものを見つけられなくもないが、最近は普通というくくりでは我慢できないのか、どうしても何か異様な力や特別な種族を出したがるので難解になってしまいがちだが、この時代の作品は、この作品を含めて設定が分かり易い。シンプルな設定であるのが一番良いでしょうと思わせる作品です。当時はきっとシンプルとは思っていなかったでしょうが、設定は特別な感じはありますからね。